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放射線がん治療センター開設 岡山中央病院

最先端の放射線治療装置を見学する医師ら

 岡山中央病院(岡山市北区伊島北町)は、呼吸などで動く腫瘍を追尾し照射できる世界初の機能を備えた放射線治療装置を導入し「放射線がん治療センター」を開設。1日、医療関係者約120人を集め記念レセプションを開いた。

 センターは本館西隣に併設し、鉄筋コンクリート2階延べ1281平方メートル。1階は同装置を要とした放射線治療、2階は化学療法(20床)のフロアで、常勤、非常勤医師各1人や診療放射線技師、医学物理士、看護師の計9人体制。

 センターで見学会があり、岡山大病院をはじめ県内のがん診療連携拠点病院、がん診療連携推進病院の医師らが参加。京都大などが開発、中四国で初配備となる同装置に見入った。続いて岡山市内のホテルで、京都大大学院の平岡真寛教授が「放射線治療の最前線」と題して講演した。

 センターは8月から既に稼働しており、坂本隆吏(たかし)センター長は「早期がん中心に、ほとんどのがんを治療できる。院外の医師とも連携し、地域医療に貢献したい」と話している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2012年09月02日 更新)

タグ: がん岡山中央病院

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