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榊原病院18日に移転開院 高度医療で地域貢献

18日に開院する新しい榊原病院

 心臓病センター榊原病院を運営する社会医療法人社団十全会が岡山市北区中井町に整備していた新しい病院が18日、開院する。心疾患などに対する高度で最新の医療を提供、地域医療の発展に貢献する。

 クラボウ工場跡地(4万3千平方メートル)を賃借して移転。一般診療棟(鉄筋コンクリート7階延べ約3万1100平方メートル)と管理リハビリ棟(同5階延べ約7300平方メートル)などを建設した。

 診療科は心臓血管外科、循環器内科など16科体制とし、外来受け付けは一般診療棟2階に設けた。同棟3階は心疾患の検査や治療などを行うカテーテル室6室などがあり、4階は手術室7室など。6、7階は病室。管理リハビリ棟にはリハビリ機器を備えたセンターやプールなどがある。両棟の総病床数は297床。

 患者用駐車場は498台分を用意。病院南側には芝生広場と200メートルの遊歩道も設けた。

 榊原病院は1932年、岡山市北区内山下に開設。54年に現在地(同丸の内)に移転した。手狭になったことなどから、系列のいしま病院(同伊島町)と統合した新病院の建設を2010年から進めていた。

 榊原敬理事長は「心のこもった安全で質の高い医療を今後も提供していきたい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2012年09月17日 更新)

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