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50代男性へ脳死両肺移植  岡山大病院

 日本臓器移植ネットワークは23日、岩手医科大病院(盛岡市)に頭部外傷で入院していた20代男性が、22日午後8時45分、臓器移植法に基づき脳死と判定されたと発表した。同法施行後、脳死移植は191例目。

 岡山大病院(岡山市北区鹿田町)では23日午後7時48分から大藤剛宏肺移植チーフを執刀医とするチームが、50代男性へ両肺を移植する手術を開始した。24日未明に終了する見込み。

 患者は2007年に肺と心臓に機能障害を起こす原発性肺高血圧症と診断され、10年に日本臓器移植ネットワークに登録していた。同病院での脳死肺移植は39例目で、生体と合わせて99例目。

 心臓は大阪大病院、肝臓は分割して国立成育医療研究センター(東京)と熊本大病院、膵臓と腎臓の片方は同時に東京女子医科大病院、もう片方の腎臓は仙台社会保険病院で移植。小腸は医学的理由で断念された。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2012年09月24日 更新)

タグ: 岡山大学病院

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