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予防接種の必要性訴え 岡山で公開講座

予防接種について学んだ市民公開講座

 ポリオ(小児まひ)、肺炎球菌ワクチンなどの予防接種について学ぶ市民公開講座(川崎医科大付属川崎病院主催)が6日、岡山市北区柳町の山陽新聞社さん太ホールで開かれた。

 市民ら約100人を前に、同病院(同中山下)の中野貴司小児科部長が「これだけは知っておきたい予防接種」と題して講演した。

 中野部長は、世界では年間約150万人の子どもがワクチンを受けられずに亡くなる現状を紹介。「母親からもらった乳児の免疫は生後6カ月でほとんどなくなり、さまざまな病気にかかりやすくなる。子どもたちを守るため、生後2カ月ごろから肺炎球菌などの予防接種を始めるべき」などと主張した。

 複数のワクチンの同時接種について「重篤な副作用が起こりやすくなったり効果が低下することはない。可能ならば同時に受けてほしい」などと述べた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2012年10月07日 更新)

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