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岡山県北初の緩和ケア病棟開設 津山中央病院 専門治療で痛み軽減

津山中央病院が開設した緩和ケア病棟の個室

 津山中央病院(津山市川崎)は1日、重いがん患者を受け入れ、生活の質の維持・向上を目指す岡山県北初の緩和ケア病棟を開設した。体の痛みや心の不調を和らげる専門治療を行い、患者が自分らしく生活できるようサポートする。

 本館の北にある別館3階の一部(約500平方メートル)に14床を整備した。いずれも1部屋約13平方メートルの個室で、各部屋にはベッドやバリアフリートイレ、テレビ、ソファを設置。病棟には患者向けの談話室や家族が宿泊できる控室、キッチンを備えている。

 各診療科の主治医のほか緩和ケアの専門医、高度な知識・技能を持つ認定看護師1人を含む看護師13人、薬剤師らで対応。がんによる吐き気、息苦しさ、食欲不振などを薬や放射線治療で軽減する。

 外来診療も行い、院外からの入院も受け入れる。林同輔院長は「がん患者の痛みや苦しみを取り除き、穏やかな時間を過ごしてもらえるよう充実した医療を提供したい」と話している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2023年07月03日 更新)

タグ: がん津山中央病院

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