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乳がん経験者 絆深める 医師、看護師ら出席し集い おおもと会

会員が絆を深めた「おおもと会」の集い

 おおもと病院(岡山市北区大元)で乳がんの治療を受けた人たちでつくる「おおもと会」の集いが9日、岡山市内のホテルであり、会員が近況を語り合い、絆を深めた。

 医師、看護師らを含め約50人が出席。北川あえ会長が「救われた命を喜び合うとともに、より活発な会の運営のあり方についても話し合いたい」とあいさつした。磯崎博司理事長・院長が、抗がん剤治療による脱毛を抑制するために岡山県内で初めて頭皮冷却装置を導入していることや、今年から乳房再建にも取り組んでいることを説明した。

 参加者は、1977年の開院からの病院の歴史を紹介するビデオを観賞しながら、食事と会話を楽しんだ。37年前に手術をしたという岡山市の女性(74)は「この年になってもカヌーやスキーが楽しめるのも治療に尽くしてくれた先生方のおかげ。感謝の気持ちを伝えたい」と話した。

 同会は81年に発足。集いは年に1回開いている。40回目の今回は、新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催となった。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2023年09月19日 更新)

タグ: がん女性おおもと病院

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