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興譲館高校に期待 万成病院理事長・院長 小林建太郎

 クリスマスも近づき、街中は華やかなイルミネーションであふれている。この時期に私が楽しみにしていることがある。駅伝での岡山県勢の活躍である。特に注目しているのが23日に京都・都大路で行われる全国高校女子駅伝である。

 興譲館高校に3度目の全国制覇を期待している。前評判では愛知の豊川高校が強く、京都の立命館宇治など数校の力も伯仲している。興譲館も有力で、私はベストメンバーでコンディション良く臨めれば、興譲館が勝つと思っている。川内・江口・矢本・足立・奥野・藤井・高橋・中里選手等、全国に誇れるメンバーがそろっている。過剰なプレッシャーを与えてはいけないが、県民の期待を力に変えてほしい。

 私の頭の中では、興譲館に続いて来年は、全国都道府県対抗女子駅伝で岡山県チーム、選抜高校野球で関西、バレーボールのV・プレミアリーグ女子で岡山シーガルズが優勝することになっている。誇大妄想にさせないでほしい。

 元気な岡山であってほしい。岡山県は何でも平均的な県のような気がする。人口、面積も含めて全国20番前後が定位置である。スポーツ先進県岡山、いいのではないだろうか。

 スポーツはストレス解消に良いし、気分のリフレッシュ効果がある。私も若いころはテニスやバレーボールなどやっていたが、腰椎椎間板ヘルニアになって以後は自分で行う運動自体がストレスになる。運動後の筋肉痛を避けるため、最近は見る側で発散している。真剣に応援すると感情の発散になるし、生活のメリハリにもなる。

 スポーツに限らず、熱中し楽しめる趣味を持つことはメンタルヘルスに良い効果をもたらす。人生80年時代、長い老後を考えても自分に合った趣味を大切にしたい。

(2012年12月20日付山陽新聞夕刊「一日一題」)
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2012年12月20日 更新)

タグ: 万成病院

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