文字 

「松岡良明賞」高畑さんたたえる 胃がん治療に尽力 岡山で祝う会

祝う会で謝辞を述べる高畑さん

 がん撲滅に尽力した個人、団体を顕彰する山陽新聞社会事業団の第28回「松岡良明賞」を受賞した岡山済生会総合病院(岡山市北区国体町)総合診療科診療部長の高畑隆臣さん(62)を祝う会が5日、市内のホテルで開かれた。

 医療関係者ら約60人が出席。25年にわたり胃がん治療に尽くしてきた高畑さんは症例研究から始まり、縫合不全による合併症を防ぐ安全な手技の確立や患者のQOL(生活の質)向上に取り組んだ歩みを振り返り「外科医として一本の道を全うできたのは同僚、恩師をはじめ、多くの人に支えてもらったおかげ」と謝辞を述べた。

 発起人代表で事業団理事長の松田正己山陽新聞社社長は「患者本位の治療を続けてこられた。今後も地域医療にまい進してほしい」と祝辞を述べた。

 賞は山陽新聞社の元社長、故松岡良明氏の遺族から寄託された基金をもとに創設。同社最高顧問の佐々木勝美氏、同社相談役の越宗孝昌氏が各1千万円を寄託し、増額された。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2023年11月05日 更新)

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ