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「岡山ろうさい病院」新棟完成 5月1日稼働

新病棟の完成をテープカットで祝う清水院長(左から2人目)ら病院関係者

 岡山労災病院(岡山市南区築港緑町)の新病棟竣工式が20日、同病院で行われた。無菌手術室や個室の病室を増設し、5月1日から名称表記を「岡山ろうさい病院」とし、稼働する。

 新病棟は、旧病棟の老朽化などに伴い2011年から改築。耐震構造の鉄筋コンクリート7階(延べ約2万2千平方メートル)で、1、2階に内科、整形外科など全20診療科の外来を置く。3階には集中治療室10床と手術室7室を設け、うち2室は人工関節手術時の感染症防止のため無菌室とした。

 4〜7階は病室で、個室を従来より56室増やし84室。4人、2人部屋を合わせた総病室数は153室で、病床数は358床。総事業費は約65億円。

 式典には病院関係者約100人が出席。清水信義院長が「機能、環境ともに充実した立派な病院になった。職員一丸となり、勤労者や地域住民の期待に応える医療を提供したい」とあいさつした。

 新病棟竣工に伴い、使わなくなる旧外来棟は秋までに改修し、リハビリ部門や化学療法部門などが入る。14年には石綿(アスベスト)疾患研究センターの新設も計画している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2013年04月21日 更新)

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