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最新の心臓病治療紹介 榊原病院が市民公開教室

 最新の心臓病治療を学ぶ市民公開教室(心臓病センター榊原病院主催)が11日、岡山市北区丸の内の岡山市民会館で開かれ、市民ら約千人が聴講した。

 同病院循環器内科の伴場主一部長が不整脈は脈が遅い、速い、ばらばらなどの種類があることを紹介。その上で「症状に合わせて、小型の植え込み型除細動器やペースメーカーのほか、太ももの付け根から細い管を入れて患部を焼く治療法などがある。医療機器の発展でより安全になった」と述べた。

 吉鷹秀範上席副院長は、同病院のエックス線撮影装置を備えたハイブリッド手術室が、血管がこぶ状になる大動脈瘤(りゅう)治療などの手術時間短縮に貢献していると報告。「心臓の弁の閉じ合わせが悪くなる弁膜症などにも活用していきたい」とした。ウオーキングなど心臓病再発防止に効果のある運動療法の講演もあった。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2013年05月12日 更新)

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