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前立腺がんの治療法学ぶ 岡山大医学部がメディカルカフェ

 岡山大医学部泌尿器科学教室の開講100周年を記念した市民公開講座「メディカルカフェおかやま」(山陽新聞社共催)が30日、岡山市北区駅元町の岡山コンベンションセンターであり、市民ら約350人が前立腺がんの治療法などについて学んだ。

 公文裕巳・同大大学院教授をコーディネーターに医師ら5人が意見交換した。那須保友・同大病院新医療研究開発センター教授は「初期のがんは根治する」とした上で、最新のロボット手術や放射線、ホルモン療法などの治療を説明。「自分にあった治療法を選んで」と述べた。

 2010年にがんが見つかり、治療を経験した小嶋光信・両備グループ代表は「悩まず、隠さず、暗くならずが克服の秘けつ」と強調。樋野興夫・順天堂大教授は患者の心構えとして「がんと共存し、がんとは別の病気で天寿を迎えよう」と呼び掛けた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2013年07月01日 更新)

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