生体肺中葉移植の男児 順調に回復 岡山大病院
岡山大病院(岡山市北区鹿田町)は22日、世界で初めて生体肺中葉移植に成功した男児(3)=関西地方在住=が順調に回復し、大好きな列車のおもちゃで遊ぶ様子を公開した。25日にも一般病棟に移ってリハビリを行い、早ければ8月末にも退院の見込み。
男児は1日、ドナー(臓器提供者)となった母親の右肺の最も小さな部位・中葉を移植。集中治療室(ICU)で治療が続けられ、6日には人工呼吸器を外し、自力呼吸を始めた。現在はおかゆや豆腐を口にするなど、手術から3週間が経過し回復のスピードを増している。
執刀した大藤剛宏肺移植チーフによると、ベッドの上では新幹線のおもちゃで遊ぶことが多く、両親が訪れると、はじけるような笑顔を見せているという。
大藤チーフは「これからどんどん回復し、体も大きくなる。感染症などを引き起こさないよう最善の治療を続けたい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。
男児は1日、ドナー(臓器提供者)となった母親の右肺の最も小さな部位・中葉を移植。集中治療室(ICU)で治療が続けられ、6日には人工呼吸器を外し、自力呼吸を始めた。現在はおかゆや豆腐を口にするなど、手術から3週間が経過し回復のスピードを増している。
執刀した大藤剛宏肺移植チーフによると、ベッドの上では新幹線のおもちゃで遊ぶことが多く、両親が訪れると、はじけるような笑顔を見せているという。
大藤チーフは「これからどんどん回復し、体も大きくなる。感染症などを引き起こさないよう最善の治療を続けたい」としている。
(2013年07月23日 更新)