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看護専門外来開設への思い 松田病院看護部長 東原久子

 5年前に受講した管理者研修の「人的資源活用論」の中で講師が言った「ひと言」がきっかけでした。それは「看護の可視化」です。

 当院はがん治療を中心とした医療を行っています。当院を選んで受診して下さる患者さんの殆どが、医師の評価によるものです。その中で「看護」はどのくらい患者さんの心に響いているだろうと思わずにはいられません。「看護」がいいから当院を選んだという患者さんは、あまり聞きません。どのような「看護」を行っているかを見せなければならないことを学びました。

 当院には「がん看護」における4領域のスペシャリストがいます。認定看護師の専門性を発揮できる看護専門外来を開設することから始めました。

 まず、がんと共存する患者さんの支えとなる「看護」を認定看護師から発信し、求められる看護を実践して行きたいと思っています。そして、認定看護師たちに続いてスタッフのやる気を喚起し、主体的に取り組む姿勢と魅力あふれる職場にしたいと思っています。
(松田病院看護部長 東原久子)

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 松田病院(倉敷市鶴形)の看護専門外来は、毎週水曜日に実施。同病院の認定看護師が、患者や家族の不安や悩みの相談に応じる。

 第1水曜ががん性疼痛外来、第2水曜が緩和ケア外来、第3水曜ががん化学療法外来、第4水曜が皮膚・排泄ケア外来。専門の認定看護師が対応する。

 午前9時~午後0時半で、予約が必要。希望者は、医師や看護師、受付で申し込む。問い合わせは、同病院(086-422-3550)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2013年08月21日 更新)

タグ: 松田病院

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