２０１３年の春から、皮膚・排泄ケア分野の看護専門外来がスタートしました。いままでは病棟勤務だったので、ストーマ（人工肛門・人工膀胱）を造設して退院した患者さんに対して、個別に相談や指導を行うことが不十分だったと思います。

　退院したあの患者さんはどうしているのだろう・・・と思うことがあり、気になっていました。看護専門外来がスタートしてまだ数カ月ですが、「退院してからも、上手に装具交換ができている」と直接患者さんからうれしい声を聞くことができました。また「困っていたけど、自分でなんとかしていた。相談するほどじゃないかと思っていた」という患者さんへもアドバイスや相談ができました。

　ストーマケアの不安や悩み、ストーマの周りの皮膚にただれやかゆみがある患者さんに対してのアドバイスはもちろん、新しいストーマ製品や情報なども提供することができます。

　私は看護専門外来で、退院後も長期間にわたり患者さんが日常生活をより快適に過ごせるようサポートができればと考えています。

　皮膚・排泄ケア分野の看護専門外来は、ストーマ患者さんだけでなく、糖尿病患者さんの足のケアや、褥瘡（床ずれ）のできた患者さんへの相談も行っています。受診を希望の方は医師または看護師に相談の上、ご予約ください。
（皮膚・排泄ケア認定看護師・平井百合）
　
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　松田病院（倉敷市鶴形）の看護専門外来は、毎週水曜日に実施。同病院の認定看護師が、患者や家族の不安や悩みの相談に応じる。

　第１水曜ががん性疼痛外来、第２水曜が緩和ケア外来、第３水曜ががん化学療法外来、第４水曜が皮膚・排泄ケア外来。専門の認定看護師が対応する。

　午前９時～午後０時半で、予約が必要。希望者は、医師や看護師、受付で申し込む。問い合わせは、同病院（０８６－４２２－３５５０）。