移転新築の川崎病院が起工 岡山・旧深柢小跡地
老朽化などに伴い、岡山市北区中山下の旧深柢小跡地に移転新築する川崎医科大付属川崎病院(同所)の起工式が26日、同小跡地で行われた。「地域との共生」をコンセプトに、救急・高度専門医療の提供に加え、施設開放などによる災害対応機能を充実。2016年秋の開院を目指す。
現在地から約50メートル南東に移る新病院は、鉄筋コンクリート地上15階(高さ約70メートル)地下2階。延べ床面積は現在の3倍以上の約7万8千平方メートルとなる。
総合診療科と救急科を新たに立ち上げ、現行の総合内科、総合外科、整形外科、小児科などと合わせて21診療科体制にする。704床(計画段階)の病室は、個室と4人部屋のみとし、ゆとりある環境を確保。がんの早期発見に役立つ「PET―CT」(陽電子放射断層撮影装置)など最新の機器を導入するほか、医師や看護師の育成にも取り組む。
「地域共生」では、住民にも開放する多目的ホールと集会室を設ける上、災害対応として屋上にヘリポートを新設、芝生広場も含めた施設は市民の避難場所に使用する。総工費は約250億円。
起工式には関係者ら約60人が出席し、神事で工事の安全を祈願。運営する川崎学園の川崎誠治理事長が「病院は患者のためにあるという理念をさらに充実したものとするため、職員一丸となって準備したい」と述べた。
川崎学園は昨年2月、旧深柢小跡地(閉校時は岡山中央南小)の定期借地契約を所有者の岡山市と締結。旧校舎の解体と埋蔵文化財調査を終え、建設の準備を進めていた。
※川崎理事長の崎は、正しくは「大」が「立」
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。
現在地から約50メートル南東に移る新病院は、鉄筋コンクリート地上15階(高さ約70メートル)地下2階。延べ床面積は現在の3倍以上の約7万8千平方メートルとなる。
総合診療科と救急科を新たに立ち上げ、現行の総合内科、総合外科、整形外科、小児科などと合わせて21診療科体制にする。704床(計画段階)の病室は、個室と4人部屋のみとし、ゆとりある環境を確保。がんの早期発見に役立つ「PET―CT」(陽電子放射断層撮影装置)など最新の機器を導入するほか、医師や看護師の育成にも取り組む。
「地域共生」では、住民にも開放する多目的ホールと集会室を設ける上、災害対応として屋上にヘリポートを新設、芝生広場も含めた施設は市民の避難場所に使用する。総工費は約250億円。
起工式には関係者ら約60人が出席し、神事で工事の安全を祈願。運営する川崎学園の川崎誠治理事長が「病院は患者のためにあるという理念をさらに充実したものとするため、職員一丸となって準備したい」と述べた。
川崎学園は昨年2月、旧深柢小跡地(閉校時は岡山中央南小)の定期借地契約を所有者の岡山市と締結。旧校舎の解体と埋蔵文化財調査を終え、建設の準備を進めていた。
※川崎理事長の崎は、正しくは「大」が「立」
(2013年09月26日 更新)
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川崎医科大学総合医療センター