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鳥越俊太郎さんが講演 川崎医大病院40周年記念

川崎医科大付属病院の40周年を記念した鳥越俊太郎さんの講演

 川崎医科大付属病院開設40周年を記念した講演が7日夜、倉敷市松島の川崎学園川崎祐宣記念講堂であり、がんとの闘病経験があるジャーナリストの鳥越俊太郎さん(73)が医療関係者に「患者の心に寄り添って」と訴えた。

 大腸がんが肺や肝臓に転移して計4回手術した鳥越さんは、2005年に東京の病院で内視鏡検査した際、近くに二つしかないトイレが取り合いになったことを紹介。「患者の側に立った施設ではないと感じて退院時に問題提起すると、後に増えた」と語った。

 手術後の看護師の対応についても「看護師には日常の症例でも、患者は初めての経験。説明が一言あれば落ち着く」と指摘した。

 岡山、広島県などの医師、看護師らの連携を図る懇話会として開き、約550人が聴講した。同病院は1973年12月開設。36診療科、1182床を備える。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2013年11月09日 更新)

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