岡山済生会総合病院（岡山市北区伊福町）を運営する岡山県済生会は１３日、岡山シンフォニーホール（同表町）で創立７５周年記念式典を開いた。

　医療、福祉関係者ら約９５０人が出席。県済生会の伊原木一衛会長が「７５周年の記念すべき節目を迎えられたのは皆さんの尽力の結果。今後も地域に根差した信頼される病院として、良質な医療・福祉サービスを提供できるよう一層の努力をお願いしたい」とあいさつした。

　続いて、先進的な臨床研究や医大生の育成に尽力した放射線技師ら４人と、糖尿病患者に食生活などを指導する管理栄養士らのグループ「済生会なでしこ」など３団体に表彰状が贈られた。

　式典に先立ち、１０日に死去した同病院名誉院長の片岡和男氏の冥福を祈り、黙とうをささげた。

　県済生会は１９３８（昭和１３）年、現在地に診療所を開設。現在は２３診療科、５５３床の総合病院に発展し、地域医療を支えている。