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川崎医科大・猶本教授の受賞祝う がん撲滅に貢献の松岡良明賞

花束を贈られ、祝福される猶本氏(右)

 がん撲滅に貢献した個人、団体を顕彰する山陽新聞社会事業団の第18回「松岡良明賞」を受賞した川崎医科大(倉敷市松島)総合外科学教授の猶本良夫氏(61)=同大付属川崎病院副院長=の受賞記念謝恩会が17日、岡山市北区内山下のルネスホールで開かれた。

 医療関係者ら約130人が出席し、同大の福永仁夫学長、同事業団理事長の越宗孝昌山陽新聞社社長らが「卓越した業績を残された。今後も患者の希望の光として活躍していただきたい」と祝福。猶本氏は「栄えある賞をいただき誇りに思う。さらに精進し、患者さんの役に立ちたい」と謝辞を述べた。

 猶本氏は食道がんの診断と治療に尽力し、執刀実績は国内屈指の約700例。チーム医療と術前術後の管理体制を構築し、患者の5年生存率は国内トップクラスの6割を誇る。

 同賞は故松岡良明・山陽新聞社元社長の遺族からの寄付を基に、がん征圧月間(9月)に贈っている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年01月18日 更新)

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