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災害時に飲み物無償提供 岡山赤十字病院、対応自販機設置

災害時に飲み物を無償提供する自販機=岡山赤十字病院

 大規模な断水など有事に飲み物を無償提供する「災害対応型紙カップ式自動販売機」が24日、岡山市北区青江の岡山赤十字病院に登場した。同自販機の設置は県内で初めて。ライフラインを一時的に補完する備蓄プラントとして活用する。

 平時はコーヒー、清涼飲料水など25種類を販売し、災害事に病院が設置業者のアペックス西日本(大阪市)の許可を得て、リモコン操作で全商品を無料提供する仕組み。水や湯も利用でき、薬の服用や粉ミルクづくりに役立ててもらう。

 同病院で忠田正樹院長、同社の加藤徹郎社長がカップ1万杯(1杯200ミリリットル)の無料提供を盛り込んだ協定書に署名。忠田院長は「災害拠点病院の中心的役割を担うため、有効活用したい」、加藤社長は「1人でも多くの支援につながれば」と話した。

 同社は、東日本大震災で自販機飲料を無償提供した経験から災害対応型自販機の普及に着手。全国でこれまでに200台余り設置している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年01月25日 更新)

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