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結核とインフルの予防法学ぶ 岡山で公開講座

結核とインフルエンザをテーマに開かれた公開講座

 結核とインフルエンザをテーマにした公開講座「その『せき』、大丈夫?」(岡山県環境保健センターなど主催)が26日、岡山市北区丸の内の県立図書館であり、川崎医科大付属川崎病院の沖本二郎副院長が具体的な症状や予防法について話した。

 結核について沖本副院長は、高齢者を中心に年間約2万5千人が発病する「身近な病」であることを強調。結核菌が肺に入ってもすぐに症状は出ず、体の抵抗力が落ちた際に発症するケースが多いと指摘、「2週間以上続くせきやたんが予兆。周囲に飛沫(ひまつ)感染する恐れもあり、早期に医療機関を訪ねてほしい」と呼び掛けた。

 一方、インフルエンザは例年1月初旬から流行が始まり、38度以上の急な発熱やせき、関節痛を伴うのが特徴と説明。ワクチン接種に加え、適度な運動や手洗い、うがいが有効で、「発症後は早めに治療薬の服用を」と訴えた。

 市民約120人が聴講した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年01月27日 更新)

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