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川崎学園の研修施設など視察 オックスフォード大副学長ら

演習室を視察する(右から)ルント副学長とギボンズ教授

 川崎学園(倉敷市松島)と友好提携を結ぶ英国オックスフォード大グリーン・テンプルトンカレッジの副学長らが18日、同学園を訪れ、医師や看護師らを対象にした研修施設などを視察した。

 両者は2002年に提携を結び、相互に教員などを派遣。交流拡大のきっかけにと、同学園が招いた。

 訪れたのは、イングリッド・ルント副学長とリチャード・ギボンズ教授。川崎医科大付属病院内の臨床教育研修センターでは、医療関係者や学生が機器の操作方法、看護手順などを学べる設備を見て回った。集中治療室(ICU)と同じ機能を備えた演習室の活用法などを担当者に熱心に質問していた。

 豊富な標本や教材を集め、一般にも公開している同大現代医学教育博物館も見学。2人は「幅広い層を対象にした教育機能の充実ぶりは目を見張る。今後さまざまな分野で交流できるように検討したい」と話していた。

 視察後は、同学園教員とともに医療分野の研究成果を発表する交流シンポジウムに出席した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年03月19日 更新)

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