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最先端の医療機器見学 岡山大病院で総合診療棟ツアー

最先端の医療設備が整う手術室を見学する参加者

 岡山大病院(岡山市北区鹿田町)で12日、昨年5月に開設された総合診療棟を見学するツアーが開かれ、岡山、倉敷市などから参加した約20人が最先端の医療機器を備えた手術室などを見て回った。

 脳神経外科の黒住和彦講師らが案内役を務め、内視鏡手術ロボット「ダビンチ」を紹介。がん治療などに使われ、開腹手術に比べ体の切開面が小さいため出血が少なく、患者負担が軽減できるのが特長で、「医師の繊細な指の動きを伝えることが可能で、より正確で安全な治療が行える」などと説明した。

 血管内治療などを行うIVRセンターでは、大西治彦診療放射線技師が3D画像で再現できる血管造影装置を示し、「細い管を血管内に通すカテーテル治療の際、挿入角度を決めるのに参考になる」と話した。

 妻と参加した倉敷市の男性(83)は「めったに見ることができないので非常に興味深かった。医療技術の進歩に驚かされた」と話していた。

 公益財団法人・岡山医学振興会(難波正義理事長)が企画した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年04月13日 更新)

タグ: がん岡山大学病院

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