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手術や看護模擬体験 川崎医科大で子ども教室

医師のアドバイスを受け、内視鏡を操作する参加者

 小中学生に医療・福祉への関心を持ってもらう「夏の子ども体験教室」が19日、倉敷市松島の川崎医科大現代医学教育博物館などで開かれた。夏休みの子どもたちが現場スタッフのアドバイスを受け、実際の医療器機など使って手術や看護を模擬体験。楽しみながら医師や看護師の仕事に触れた。

 岡山県内外の約230人が参加。医師による講演やドクターヘリの見学後、心肺蘇生や人体図鑑づくりなど五つの体験コーナーに分かれ、医師や看護師らの指導を仰いだ。

 外科医体験では、内視鏡を使って模擬手術。医師らに操作法を教わった後、モニターを見ながら輪ゴムを結んだ。超音波で鶏肉を切開すると「うわ、切れた」と歓声を上げていた。看護師からは血圧測定や包帯の巻き方など基礎技術を学んだ。

 内視鏡に挑戦した倉敷市の小学5年生(11)は「手術の難しさが分かった。もっと勉強して人の命を救える医師や研究者になりたい」と話していた。

 同教室は同大などを運営する川崎学園が夏休みに合わせて毎年開催。20日も事前申込者を対象に行われる。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年08月20日 更新)

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