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岡山旭東病院へブロンズ彫刻 備前焼作家木村さん寄贈

寄贈した「まみ」を眺める木村さん(左端)。隣は土井院長

 備前焼作家で彫刻家としても活躍する木村玉舟さん(61)=備前市=が25日、日展で入選したブロンズの彫刻を岡山旭東病院(岡山市中区倉田)に寄贈した。

 彫刻は「まみ」というタイトルで高さ1・3メートル。岩に腰掛け、目を閉じて耳を触りながら物思いにふける女性を表現している。もともと1999年に制作した作品だが、寄贈に当たって優しい印象を出そうと、木々の緑をイメージして青漆を塗り直したという。

 木村さんと、木村さんから備前焼陶彫を教わっている山岡磐郎さん(77)=同区=が病院に届けた。木村さんは「この像を見て患者さんの心が和らげば」と話し、土井章弘院長はお礼の言葉を述べた。

 彫刻は、患者や見舞客らが憩う病院1階のスペース「めだかの学校」の出入り口付近に設置された。

 同病院は、美術品などで患者の心を癒やす「ホスピタルアート」に取り組んでおり、木村さんの作品寄贈は2件目。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年08月27日 更新)

タグ: 岡山旭東病院

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