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総合医育成の取り組み紹介 川崎医科大でフォーラム

総合医育成の取り組みなどを紹介したフォーラム

 特定の疾患に限定せず患者を幅広く診ることができる「総合医」をテーマにした市民フォーラムが20日、倉敷市松島の川崎医科大で開かれ、同大の福永仁夫学長が総合医育成の取り組みについて話した。

 福永学長は、さまざまな診療に対応できる優れた医師の養成を掲げる建学理念を紹介。1981年に総合医育成に向け、総合臨床医学教室を設置したことに触れ「予防、医療、福祉全般に関して診療できる人材育成に努めている」と説明した。

 複数の病気を抱える高齢者の増加が見込まれる中、総合医に寄せられる期待が高まっていると指摘。「医療、福祉系大学の責務は重大」と強調し、あらためて人材育成への決意を述べた。

 フォーラムは全国の医師有志らでつくる「総合医を育て地域住民の安心を守る会」が主催。医療関係者や市民約300人が聴講した。

 県医師会の松山正春理事ら4人によるパネルディスカッションもあり、総合医に求められる能力や育成の在り方について意見を交わした。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年09月23日 更新)

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