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生殖医療、子どもと話し合って 岡山大大学院中塚教授が冊子

中塚教授がまとめた冊子「騒がしい精子と卵子 子どもと話したい生殖医療」

 生殖医療を取り巻く現状について関心を持ってもらおうと、岡山大大学院保健学研究科の中塚幹也教授が冊子「騒がしい精子と卵子 子どもと話したい生殖医療」をまとめ、学校や関係する市民団体などに配布している。

 冊子(A4判、71ページ)は、基礎知識▽最近の国内の動き▽凍結保存精子や卵子で生まれる子どもたち▽女性の年齢と生殖との関係▽全国の医療機関や一般市民への意識調査▽生殖医療と家族の形―など12章で構成。別章として法律や生命倫理分野の研究者が特別寄稿した。

 感染症などインターネットを介した精子提供の危険性、第三者から精子の提供を受ける非配偶者間人工授精(AID)によって生まれた子どもへの告知や出自を知る権利などをテーマにしたコラムも掲載している。

 2千冊作製。中塚教授は「妊娠に適した年齢があることや、最近の生殖医療に関するニュースなど子どもたちに伝えてほしいことをまとめた。話題にして話し合うきっかけとしてほしい」と話している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年09月28日 更新)

タグ: お産岡山大学病院

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