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がん撲滅へ三村氏「なお精進」 岡山で「松岡良明賞」祝う会

謝辞を述べる三村氏

 がん撲滅に功績のあった個人、団体をたたえる山陽新聞社会事業団の第19回「松岡良明賞」を受賞した岡山済生会総合病院(岡山市北区伊福町)院長代理の三村哲重氏(65)を祝う会が1日、岡山市のホテルで開かれた。

 医療関係者ら約220人が出席。発起人代表の大原利憲同病院院長があいさつした後、同事業団理事長の松田正己山陽新聞社社長が「今後も患者を助け、後進を育て医療県岡山を全国に発信してほしい」と祝辞を贈った。三村氏は「なお精進し、患者さんを満足させる手術を続けたい」と謝辞を述べた。日本赤十字社医療センターの幕内雅敏院長の講演もあった。

 三村氏は、消化器外科の中でも難易度が高いとされる「肝胆膵(すい)領域」の治療が専門。この領域の手術数は計1793例(2013年末現在)と中四国で屈指の実績を誇る。

 同賞は山陽新聞社の故松岡良明元社長の遺族から寄託された基金で創設。がん征圧月間の9月に表彰している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年11月02日 更新)

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