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障害者の就労で討論 吉備中央

障害者の就労などについて話し合ったフォーラム

 障害者が安心して暮らせる町づくりについて考える「わが町福祉フォーラムin吉備中央町」が15日、岡山県吉備中央町豊野の町農業振興センターであり、町内の施設の担当者らが意見を交わした。

 精神障害者の就労などをテーマにパネルディスカッション。国立吉備高原職業リハビリテーションセンター(同町吉川)の長島由幸職業訓練部長、就労継続支援B型事業所・吉備の里ひなぎく(同町上野)の三村恭一主任、町保健課、町社協職員の4人が意見交換した。

 就職に向けた職業訓練を行う長島部長は「成功体験を積み重ねることが自信になる。うまくいかないケースがあっても、最適な行動をグループで話し合うように指導している」と説明。三村主任は仲間意識や達成感を醸成することで勤労意欲が高まるとしつつも「少しゆとりを作ることも長期的な就労のためには重要」と述べた。

 約120人が聴講。万成病院多機能事業所ひまわりの田淵泰子施設長の講演もあった。

 フォーラムは、町内外の障害福祉サービス事業者らでつくる町障害者等地域自立支援協議会が企画した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年11月21日 更新)

タグ: 福祉精神疾患万成病院

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