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定期検診で早期発見を 岡山で子宮頸がん予防セミナー

子宮頸がんの定期検診の大切さを訴えたセミナー

 子宮頸(けい)がん予防啓発セミナー(山陽新聞社主催)が13日、岡山市北区柳町、同社さん太ホールで開かれ、女性約300人が早期発見に向けた定期検診の大切さに理解を深めた。

 岡山大病院産科婦人科の関典子講師が、子宮頸がんについて国内で年間約1万5千人が発症して約3500人が死亡、特に20~30代の発症率が高いとする現状を説明。日本の検診受診率が欧米に比べて低い点に触れ「初期は自覚症状がない。早期治療のために定期的な検診を」と呼び掛けた。

 ステージでのトークには子宮頸がんを克服し、シンガー・ソングライターとして活動する松田陽子さん(43)=大阪府豊中市=が参加。診断時にがんが進行しており、子宮の摘出を余儀なくされたことや苦しい闘病生活を振り返った。検診に抵抗を感じる若い女性について「家族間で話し合える関係を築き、周りが勧めていくことが重要」と話した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年06月14日 更新)

タグ: 健康岡山大学病院

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