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保育士ら対象、発達障害児どう支援 倉敷・川崎医科大付属病院で研修

発達障害児への支援の在り方などを学んだ研修会

 岡山県内の保育士と幼稚園教諭を対象にした研修会「子どもに役立つ医療・支援の知識と技術」が5日、倉敷市松島の川崎医科大付属病院であり、岡山、倉敷市などの約20人が、発達障害児への支援の在り方や緊急時の心肺蘇生法などを学んだ。

 発達障害がテーマの研修では、川崎医療短大医療保育科の重松孝治専任講師が講演し「人の話を遮ったり授業中に何度も席を立つといった行動は、障害特有の思考や個人の性格などさまざまな要因により引き起こされている」と指摘。日常生活の様子を観察して子どもが抱える課題を細かく整理することが大切とし「多様な支援を実践する中で反応を見ながら行動の引き金となる原因を見極め、適切な対処法を探し出してほしい」と述べた。

 このほか自動体外式除細動器(AED)を使った救命措置法や、食物アレルギーのアナフィラキシーショックを緩和する自己注射薬・エピペンの使い方も学んだ。

 研修は川崎医療短大医療保育科が地域貢献事業の一環として無料で初開催。今後年1回のペースで予定している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年07月07日 更新)

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