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医師、看護師の仕事体験 川崎医科大で子ども教室

超音波メスを使って鶏肉を切る参加者

 子どもたちに医療・福祉への関心を高めてもらおうと川崎医科大(倉敷市松島)は18日、同大現代医学教育博物館などで「夏の子ども体験教室」を開き、小中学生が実際の医療器具を使って手術などを模擬体験した。

 心肺蘇生や人体図鑑づくりなど5コースを設け、県内外の約110人がそれぞれ希望するコースに参加。川崎医科大付属病院の医師や看護師らが指導した。

 外科医を模擬体験するコーナーでは、手術で用いる医療器具を操作。モニターを見ながら内視鏡で輪ゴムを結んだり、超音波メスで鶏肉を切開したりし「難しい」と声を上げていた。

 血圧測定や包帯の巻き方といった看護の基礎技術を学び、特殊なゴーグルを着けて身体機能が低下した高齢者の生活も体感した。

 岡山白陵中3年生(15)は「外科医になるのが夢。実際にオペで使う医療器具を操作でき、いい経験になった」と話していた。

 教室は19日も事前申込者を対象に行われる。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年08月19日 更新)

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