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がん治療の最先端施設公開 津山中央病院「陽子線センター」

水素から取り出した陽子を光速の70%まで加速させる「加速器」。電磁石に覆われた円形の軌道を繰り返し回りながら速度を上げ、回転ガントリーまで運ぶ

がん治療の新たな拠点として期待が高まる「がん陽子線治療センター」。津山中央病院敷地の北西に建設された

照射室の裏側にある回転ガントリー(直径約4メートル)。360度の回転が可能で、任意の方向から陽子線を照射できる

実際に患者を治療するための陽子線照射室。奥側に回転ガントリーが設置されており、男性の指さす部分から陽子線が照射される

 津山中央病院(津山市川崎)が院内に整備した「がん陽子線治療センター」。20日、現地で行われた開設記念式典に合わせ、内部が報道陣に公開された。放射線を集中的に当てて病巣だけを破壊できるのが特長で、中四国では初、全国でも11カ所にしかない最先端施設だ。がん治療の新たな拠点として期待が高まる。年間約250人の患者の受け入れを目標とし、長期滞在に伴う地元への経済効果も注目される。最新鋭の機器などを写真で紹介する。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年03月22日 更新)

タグ: がん津山中央病院

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