文字 

地域医療従事の医師育成に理解を 岡山県医師会館でワークショップ

地域医療を支える医師の育成について理解を深めたワークショップ

 過疎地などで地域医療に従事する医師の育成について理解を深めるワークショップ(岡山県地域医療支援センター主催)が31日、岡山市北区駅元町の県医師会館で開かれた。

 県内外の医師ら約100人が参加。同センターの岩瀬敏秀医師が、県内の指定医療機関で9年間医師として働くことを条件に修学金を貸与する県の「地域枠」の概要を説明した。

 基調講演では、日本専門医機構の前理事で徳島文理大副学長の千田彰一氏が、さまざまな分野に対応できる総合診療医が地域医療で求められることを指摘。総合診療医には専門医と同じような研修プログラムが必要だとし「幅広い問題に適切な初期対応をすることで、地域医療を支える存在になる」と強調した。

 岡山大大学院医歯薬学総合研究科の大塚文男教授も基調講演で、県内の病院や教育施設が連携し、専門領域の広い内科医を育成する重要性を訴えた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年07月31日 更新)

タグ: 健康岡山大学病院

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ