文字 

陽子線センターに直接保険金支払い 津山、生保など10社・団体

 第一生命保険など10社・団体は、がんの先進医療を行う「がん陽子線治療センター」(津山市川崎)に保険金を直接支払うサービスを始めた。契約者は高額な費用の立て替えが不要になる。

 同センターは今春、中四国地方では初めて津山中央病院内にオープン。水素の原子核を加速させ、病巣に照射する「陽子線治療」を行っている。

 同センターは国が認める先進医療施設で、関連する診察は医療保険が適用されるが、技術料288万3千円は自己負担となる。高額なため、民間保険に加入していても立て替えが難しいケースがあった。各社の「先進医療特約」などに加入し、事前に請求すれば、センターに技術料が支払われる。

 陽子線治療の国の認定施設は全国11カ所。2015年6月末までの1年間で約3千件の治療が行われるなど、件数は年々増加しており、保険各社は技術料の立て替えサービスを充実させている。

 サービスを行っている他の保険会社などは次の通り。

 アクサ生命保険▽オリックス生命保険▽住友生命保険▽損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険▽東京海上日動あんしん生命保険▽三井住友海上あいおい生命保険▽三井生命保険▽メットライフ生命保険▽JA共済連
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年08月19日 更新)

タグ: がん津山中央病院

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ