文字 

川崎医科大医療センターを公開 岡山・旧深柢小跡、12月開院

報道関係者に公開された川崎医科大総合医療センターの1階フロア。院内は広々とした明るい印象の空間となっている

 8月末に完成した川崎医科大総合医療センター(岡山市北区中山下)が13日、報道関係者に公開された。同大付属川崎病院(同所)の老朽化に伴い、旧深柢小学校跡地に移転新築した。12月1日に名称を同センターと改め開院する。

 現在地から南東約50メートルに建設した新病院は2013年9月に着工。最新の免震構造を取り入れ、鉄筋コンクリート(一部鉄骨)地上15階、地下2階延べ約7万8千平方メートルで、地下に約280台分の駐車場、屋上ヘリポートも設けた。

 新たに開設する緩和ケア病棟18床を含め、病床数は647床。1~4階を外来フロア、8~14階は病棟、7階に手術室や集中治療室などを配置した。

 1~4階を吹き抜けとするなど広々とした造りで、窓から自然光が入り、明るい印象。8、15階にはリハビリなどに活用できる庭園がある。病院南側には小学校にあった樹木などを生かした「深柢ガーデン」を整備し、市民の憩いの場とする。

 開院に向けて、手術室では医療機器を搬入する作業が急ピッチで進み、一部の病室には既にベッドや家具が運び込まれていた。病院長で、運営する学校法人川崎学園(倉敷市松島)の川崎誠治理事長は「地域の皆さんに信頼される病院を目指したい」と抱負を述べた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年09月13日 更新)

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ