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アレルギー疾患「悪化要因知り対策考えて」 早島で講座

アレルギー疾患について考えたシンポジウム

 アレルギー疾患について考える公開講座「岡山アレルギーシンポジウム2007サマーセミナー」(おかやまメディカルセンター研究会など主催、山陽新聞社後援)が二十八日、岡山県早島町早島の国立病院機構南岡山医療センターで開かれ、症状を悪化させる食べ物や環境をテーマに、県内外の専門家三人が予防法などについて話した。

 市民や医療関係者ら約百二十人が参加。同センター小児科の春摘誠医師は、食物アレルギーについて「乳幼児だけでなく成人でもバナナやキウイなどフルーツが原因となるケースがある」と説明。「食事療法の場合、乳幼児は発育不良にならないよう代替食品を摂取するよう心掛けてほしい」と強調した。

 同センターアレルギー科の木村五郎医長は、ダニやカビ以外にも、ストレスや天候などがぜん息を進行させると指摘。「悪化要因を知り、対策を考えれば症状を最小限に抑え、発作を予防できる」と述べた。

 参加者はメモを取りながら熱心に聴講していた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2007年07月29日 更新)

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