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川崎医科大医療センターで式典 190人出席、開院は12月

内覧会で最新の手術支援ロボット「ダ・ビンチ」を備えた手術室を見学する関係者ら

 12月1日の開院を控え、川崎医科大総合医療センター(岡山市北区中山下)は19日、現地で開院式典を開いた。同大付属川崎病院(同所)の老朽化に伴い、旧深柢小学校跡地に移転新築。医療や教育、政財界の関係者約190人が、最新設備を集積した地域医療の拠点の新たなスタートを祝った。

 運営する学校法人川崎学園(倉敷市松島)の川崎誠治理事長が「最先端の高度医療や、救急など地域に密着した医療を提供するとともに、時代のニーズに合った医療人育成を目指したい」とあいさつし、関係者らがテープカットした。続いて内覧会があり、最新の手術支援ロボット「ダ・ビンチ」を備えた手術室や療養設備の充実した病室、屋上庭園などを見て回った。

 現在地から南東約50メートルの新病院は、鉄筋コンクリート(一部鉄骨)地上15階、地下2階延べ約7万8千平方メートルで、地下に約280台分の駐車場、屋上にヘリポートを整備した。新たに開設する緩和ケア病棟18床を含め病床数は647床。1~4階を外来フロア、8~14階は病棟、7階に手術室や集中治療室などを配置し、患者の受け入れ態勢を大幅に強化した。

 同センターは20日午後1時半~同4時半と、21日午前10時~午後3時、一般見学会を開く。予約不要だが、受け付けは両日とも閉場の1時間前まで。公共交通機関での来場を呼び掛けている。問い合わせは川崎病院(086―225―2111)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年11月19日 更新)

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