文字 

献体した故人134人に黙とう 岡山大で「ともしび会」総会

献体者に黙とうをささげる会員ら

 岡山大医学部、歯学部生が解剖実習を行うための献体の登録者でつくる「ともしび会」の本年度総会が10日、岡山市北区鹿田町、同大鹿田キャンパスで開かれた。

 会員約160人が出席。この1年間に亡くなった会員134人に全員で黙とうした。堀川進理事長は「死後も社会の役に立てるのはありがたい」とあいさつ。同大の大塚愛二医学部長は「学生らが生命や体の仕組みについて学べるのは皆さんのおかげ。より安全で安心な医療を展開できるよう、優秀な医師を育てていきたい」と謝辞を述べた。

 議事では本年度予算案などを承認。同大医学部生4人による弦楽器のコンサートや、同大大学院教授の「人口舌治療への献身」と題した講演もあった。

 同会は1967年6月に創設され、これまでに2895人が献体している。3月末時点の会員は1727人。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2017年06月10日 更新)

タグ: 岡山大学病院

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ