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骨盤臓器脱で無料電話相談 3~7日、倉敷成人病センター

 倉敷成人病センター(倉敷市白楽町)は3日から7日まで、骨盤臓器脱についての無料電話相談を初めて実施する。

 骨盤臓器脱は、骨盤を支える骨盤底筋がゆるみ、膀胱や子宮、直腸が垂れ下がったり、膣(ちつ)から突き出したりする女性の疾患。日本では正確な罹患率は分からないが、欧米では出産を経験した女性の30~40%に症状があるなどと報告されており、潜在的に悩んでいる患者は多いとみられる。

 患者らが中心になり、2004年に発足した「ひまわり会」(大阪市)が9月9日の「骨盤臓器脱克服の日」に合わせて啓発キャンペーンを行っており、同センターも今年から電話相談を受けることにした。電話相談は16都道府県20カ所で実施し、中国地方では同センターだけ。

 受付時間は各日午後1時~3時。同センターの高本均理事長、泌尿器科の安東栄一医長、担当看護師らが相談に応じ、薬の内服、筋力を強化する体操、手術などの治療法や、日常生活での注意などをアドバイスする。同センター代表電話(086―422―2111)で「電話相談」と告げればつないでもらえる。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2018年09月03日 更新)

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