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岡山大脳死肺移植 手術終え容体安定

 岡山大病院(岡山市北区鹿田町)で17日夜から行われていた香川県の30代男性患者への脳死肺移植手術は、7時間かけて18日午前3時すぎに終了した。移植した右肺は機能しており、容体は安定しているという。

 手術は、摘出する肺の癒着処理のため予定を3時間超えた。執刀した大藤剛宏・肺移植チーフが会見し、「肺水腫が起きているため人工心肺を付けているが、3~5日で外せ、1、2カ月で退院できる見込み」と話した。

 患者は5年ほど前に地元の病院で間質性肺炎と診断され、2008年9月、日本臓器移植ネットワークに登録。移植直前に入院していた。

 同大での脳死肺移植は16例目。今回、東京都の病院で脳死と判定された50代男性から臓器提供された。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2009年12月19日 更新)

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