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日本の看護師目指せ インドネシア人候補7人 4施設着任 国家試験へ実務積む

職員らにあいさつして回るハマムルさん(右端)とアイシャさん=岡山済生会総合病院

 日本とインドネシアの経済連携協定(EPA)に基づき、インドネシア人看護師候補の男女計7人が18日までに、岡山県内の4医療施設に着任した。3年間の滞在期間中、実務経験を積みながら日本の看護師の国家試験合格を目指す。

 県内でのEPAに基づく外国人看護師候補は昨年、フィリピンから2人を受け入れており、インドネシアからは今回が初めて。7人の配属先は岡山済生会総合病院(岡山市北区伊福町)、岡山第一病院(同市中区高屋)、国立ハンセン病療養所の長島愛生園と邑久光明園(いずれも瀬戸内市)。

 岡山済生会総合病院にはハマムル・ウルムさん(26)とアイシャ・ファリダさん(28)の男女が配属された。2人は18日、糸島達也院長から辞令を受けた後、院内を見学し、職員らにあいさつして回った。21日から現場で看護助手として働く。

 同病院は生活や仕事面の支援へプロジェクトチームを立ち上げており、「万全の状態で国家試験に臨めるようサポートしたい」と谷口知恵子看護担当副院長。2人は「一生懸命勉強して試験に合格したい」と意欲を見せていた。

 長島愛生園、邑久光明園には女性の看護師候補計3人が配属され、18日は園内や地域にあいさつに出向いた。いずれも25日から仕事に携わる。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2010年01月19日 更新)

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