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乳房X線撮影の優秀技術施設 岡山済生会病院を認定 乳癌学会など デジタルで県内初

認定証を手にする岡山済生会総合病院の安田副主任

 乳がんの早期発見につながるマンモグラフィー(乳房エックス線撮影)検診で、岡山済生会総合病院(岡山市伊福町)が日本乳癌(がん)学会や日本放射線技術学会など六学会でつくる「マンモグラフィ検診精度管理中央委員会」から、デジタル画像の精度など撮影技術が優れている施設として認定を受けた。

 「マンモグラフィ検診施設画像認定」と呼ばれ、県内では八月現在、同病院を含め十三医療機関がアナログ撮影システムで受けているが、デジタル認定は初めて。

 今年五月、画像診断科の安田好恵副主任ら女性技師五人が撮った乳腺画像を同委員会に提出。微細な病変(石灰化)の縁などの明瞭(めいりょう)度、左右対称といった撮影位置など十七項目で評価され、七月上旬に四段階で最高ランクのA判定を受けた。

 同委員会によると、A判定はデジタルで認定された全国約六十施設のうち一割程度という。

 認定期間は十月一日から二〇〇八年九月末で、認定証は利用者の目に留まるように同病院本館四階に掲示する。

 大森茂技師長は「画質の良しあしは読影に大きく影響する。認定により、女性が安心して安全に受診できる機運が高まると思う。検診を広く普及させるためにも、今後も撮影技術の向上に努めたい」と話している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2005年09月22日 更新)

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