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岡山県内で「手足口病」患者増加 過去10年で2番目の多さ

 乳幼児を中心に、口の粘膜や手足に水疱(すいほう)性の発疹が出るウイルス性感染症「手足口病」の患者が岡山県内で増えている。最新の報告では2日までの1週間の患者数は201人と、同時期としては過去10年で2番目に多い。手足口病は例年、夏場に流行しており、県は手洗いの徹底など感染予防を呼び掛けている。

 県によると、県内54の小児科医療機関から週ごとに報告される患者数は第18週(4月29日~5月5日)の13人から4週連続で増加。今月2日までの1週間の患者数を保健所管内別でみると、岡山市126人▽備前21人▽倉敷市19人▽美作13人▽備中、備北各11人―の順に多かった。年齢別では1歳が104人で半数以上を占めている。

 手足口病は、くしゃみやせきのほか、便でも感染し、症状が治まっても2~4週間にわたって便からウイルスが排出されるという。県健康推進課は「手洗いやうがい、排せつ物の適正処理で、感染予防と拡大防止に努めてほしい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2019年06月08日 更新)

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