文字 

第1回 川崎医大病院 小児 尾内一信教授 専門性と経験必要

尾内一信教授

 小児救急専門の窓口があり、必ず小児科医、小児外科医が小児救急患者を治療する。15歳以下の急患は年間7000人。

 多いのはインフルエンザ、 咽頭 ( いんとう ) 炎、上気道炎、気管支ぜんそく、肺炎などで、呼吸器感染症が半数を超える。さらに胃腸炎、 嘔吐 ( おうと ) 、腹痛などの消化器疾患、 湿疹 ( しっしん ) などの皮膚疾患、けいれん、中耳炎、異物誤飲など幅広い。

 成人の救急患者の約3分の1は入院するが、小児は約1割。これは「親の不安や心配から、とりあえず来院するのでは」と病院はみている。自ら小児救急の治療に当たる尾内教授は「症状から根本にある原因疾患を探り当て治癒させる小児救急治療には専門性と経験が必要だ」と言う。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2008年01月22日 更新)

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ