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岡山市保健所がメルマガ配信開始 新型肺炎、発生状況や予防法掲載

岡山市保健所が配信を始めたメールマガジン

 岡山市保健所は2日、国内での新型コロナウイルスの感染拡大を受け、市民に情報提供するメールマガジン「感染症エクスプレス」の配信を始めた。不明な点も多い今回のウイルスについて、各地の患者発生状況、予防方法といった市保健所が把握している正確な情報を伝え、不安の解消や対策に役立ててもらう。

 市内で感染者が発生した場合や新たな対応方針が打ち出された場合などに随時発行するほか、1~2カ月に1回程度の定期配信も行う予定。

 2日に発行した初回のメールマガジンでは、新型コロナウイルスについて詳しく解説する。感染しても無症状の人が多いことや、発症した場合は発熱、のどの痛み、1週間程度続くせき、強いだるさといった症状があると紹介している。予防のための正しい手洗いの方法にも触れ「30秒以上かけて丁寧に洗いましょう」などと呼び掛けている。

 同ウイルスを巡っては、インターネットなどで「お湯を飲めば予防できる」といったあやふやな情報が広がっているという。市保健所にも1月中旬以降、800件以上の相談があり、「市内で患者が発生しているのではないか」といった根拠のない情報に基づく問い合わせもあった。

 市保健所保健課は「多くの不正確な情報が飛び交っており、市民に適切で正しい情報を提供していきたい」と話す。

 希望者は、市ホームページにある新型コロナウイルス特設サイトで手続きするか、QRコードから読み取ったアドレスへ空メールを送ることで配信登録できる。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2020年03月03日 更新)

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