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第22回 財団法人淳風会健康管理センター メンタルサポート 企業訪ね相談や対応指導

臨床心理士によるカウンセリング

 岡山市の桃太郎大通りに面した柳川診療所(同市蕃山町)にメンタルサポートセンターがある。臨床心理士の峰山幸子室長は「国内企業でメンタルヘルス疾患により休業する割合は、従業員三百人未満で0・79%、千人以上で0・37%というデータがある」。コストを掛け育てた社員が辞めたり、ストレスで集中力が低下し、ミスが起きたり生産性が上がらないことは、企業にはマイナスだ。

 そこで、企業向けのメンタルヘルスケアを行い、二十社以上と契約している。「訪問サービス」はサポート体制づくり、従業員の相談、管理職の対応方法や人事労務担当者の支援、外部専門医療機関の紹介もする。「EAP(従業員援助プログラム)フルサービス」は、外部医療機関と連携し休職から復職までのフォロー、事業所外でのカウンセリングなどが加わる。

 「EAPの導入で労働災害の防止、休業日数や離職率の低下といった効果があり、米国では投資効果が五倍から七倍あるとされている」と峰山室長。精神科、心療内科があり予約が必要だ。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2008年07月15日 更新)

タグ: 健康精神疾患

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