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徹底!新型コロナ対策(3)飛沫、接触以外 ペットから感染報告なし

 新型コロナウイルスで、飛沫(ひまつ)や接触以外に感染経路は見つかっているのだろうか。国の資料で調べてみた。

 ペットから人に感染した事例は見つかっていない。一方、外国では人からペットに感染したとみられる例が報告されている。動物と触れ合った後は手洗いやアルコール消毒をしよう。

 食品の調理や食事については、不特定多数の人と接する可能性があり、接触感染に注意が必要だ。しかし、コロナウイルスは熱(70度以上で一定時間)と70%以上のアルコールに弱いことが分かっており、厚生労働省は、体調管理や食中毒予防のために行う一般的な衛生管理が実施されていれば、心配する必要はないとしている。

 接触感染が気になる手紙や荷物などの表面では、ウイルスが長時間生き残ることができないとされ、手紙などに触れて感染したとの報告もないという。

 飛沫感染の元となるくしゃみやせきなどがなくても、閉鎖空間に多くの人が集まり、近距離で会話するといった状況では、感染のリスクはあるとされる。新型コロナウイルスには十分解明されていない点も多く、密集、密閉、密接の3密を避け、手洗いや消毒といった対策を心掛けよう。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2020年04月27日 更新)

タグ: 感染症

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