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第28回 光生病院 障害者施設等一般病棟 在院日数制限なし

移動用リフトでベッドから車いすに移る患者

 障害者施設等一般病棟(八十一床)は従前の一般病棟、特殊疾患療養病棟を転換して整備した。肢体が不自由な重度障害者や 脊髄 ( せきずい ) 損傷、難病患者らが入院している。

 在院日数の制限がないのがメリットで、家族の高齢化などで在宅生活が難しい人の受け皿に。ベッドから動く際の移動用リフトや足で押せるナースコールなどを設置、リハビリも併せて行っている。

 「障害のさまざまな状態に応じたきめ細かいケアが必要」と地域医療連携室の吉田禮子主任看護師は言う。

 十月から国の入院基準厳格化により脳卒中や認知症が原因の患者の多くが対象外になり、運営上厳しい面もあるが、原田磨須美看護部長は「患者や家族にとって必要性は増している。看護体制も職員の配置を厚くして充実させたい」と話している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2008年09月23日 更新)

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