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第29回 金田病院 人気の病院食 バラエティーに富む味

妹尾富美子課長

 病院のセールスポイントの一つが食事。蒜山おこわ、ちらしずし、ビビンバ、魚の煮付け、肉じゃが…。バラエティーに富んだ味は入院患者に人気だ。

 スタッフは栄養士三人と調理師十人、調理員四人。献立は毎月一回、栄養士と調理主任が集まり、伝来のレシピを参考に減塩など工夫を加え考える。

 患者食(普通食)と職員食は同じメニューで患者、職員の意見を取り入れている。治療食は、のみ込みが難しい人にはおかずを刻み、スープにとろみを加えるなど一人一人の病状に配慮。誕生日には手作りのメッセージカードも添えている。

 「主婦が家族に作るような家庭の味を目指している」と管理栄養士の妹尾富美子・栄養課長。患者の入院、退院時は病室で栄養指導も担い「今後は地域にも情報発信したい」と張り切っている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2008年09月30日 更新)

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