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第29回 金田病院 コンシェルジュ 細田麻衣子さん 細かい心配り好評

細田麻衣子さん

 「こんにちは」。病院に入ると、カウンターから優しく声を掛けるのがコンシェルジュの細田麻衣子さんだ。

 コンシェルジュはフランス語で相談役やお客さま係の意味。もともとホテルで活躍していたが、最近は病院も配置し始めた。元保育士の細田さんは二〇〇五年に金田病院初のコンシェルジュに採用。今夏、民間資格のホスピタルコンシェルジュに認定された。

 普段は外来フロアで患者を案内したり問い合わせに応じる。病院広報紙やホームページに「コンシェルジュ日記」も連載。最近は、退院する患者に病院への要望を聞き担当者に伝える役も担う。

 足の不自由な患者が来院する際は事前に車いすを用意するなど、細かい心配りは患者に好評。医療関係者にも注目され、真庭、倉敷市や東京都、石川県の病院、高校などで講演した。細田さんは「患者と同じ目線での対応を心掛け、安心と感動を届けたい」と目を輝かせている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2008年09月30日 更新)

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